人狼ジャッチメント9スタ・人狼の霊能COは強いのでは?
2020,12,13:更新したよ
こんにちわんこ。蛙です。
今日は人狼の霊能騙りについていろいろと最近思うことがあり、この記事を書かせていただくことにしました
この記事には結構曖昧なところもあるので流し読みしていただければと思います
<目次>
従来の人狼の霊能騙りに対する認識について
主に人狼J9スタ界隈での話をします
従来の「人狼による霊能騙り」、いわゆる真狂-真狼盤面に対するジャッチメント民の認識とはどんなものだったでしょうか?一言で言ってしまえば「人狼が霊能を騙るなんてご法度だ!」というイメージではなかったでしょうか
従来の認識として
・霊能の重要度が低い→霊能ロラで狼が1人死んでしまうなんてもったいない!
・ライン戦を行う風習がない→「霊能ロラ」されてしまうから、必ず狼が死んでしまう!
つまり、狼陣営の重要役職である人狼が「霊ロラ」なんかで吊るされてしまうのがダメ!という理由で「人狼の霊能騙りは弱い」「不要である」といった認識になっているのだと思います
人狼の霊能騙りは本当に弱いのか?
導入:霊能ロラで人狼が死ぬことはデメリットじゃないのでは?
ここで僕の意見をはっきりさせておくと僕は「真狂-真」よりは「真狂-真狼」のほうが強いんじゃないか?と思っています
この証明をしていきたいと思います
<「霊狼」反対派意見まとめ>
この意見のなかで、ぼくが疑問に思っているのが「霊能ロラによって、人狼が1人死んでしまうから、人狼の霊能騙りは弱い」という点なんですよね
ぼくはむしろ「霊能ロラで人狼が1人死んでしまうことは・人狼陣営にとって大きなメリットである」と感じるんですよね
その理由を以下、2つの観点から説明します
理由1:統率が取れないことは、村陣営にとって痛手になる
陣形ごとの村勝率(G001~G1800)
※基本的に襲撃前の陣形(遺言を含む)で集計します。
※村が占潜伏や霊潜伏をとった場合は、CO時の陣形で集計します。
※撤回のない村騙りや二重のルール違反などで、陣形からの推理に影響があると考えられる場合、陣形分類不可能=荒らしとします。
(BANされた人や荒らしがいても、陣形からの推理に影響がないと考えられる場合、荒らしありとはしません)(中略)
- 2-1
- 占狂-霊:村171勝113敗(60.2%)284
- 占狼-霊:村77勝68敗(53.1%)145
- 2-2
- 占狂-霊狼:村112勝96敗(53.1%)208
- 占狼-霊狂:村144勝142敗(50.3%)286
- 占狼-霊狼:村9勝7敗(56.3%)16
- 3-1
- 占狼狂-霊:村336勝282敗(54.4%)618
- 占狼狼-霊:村1勝2敗(33.3%)3
上はG国配役における陣形ごとの勝率資料です
G国配役には狐が存在しない/2-1真狂-真の村陣営勝率が約60パー程度であることを考慮すると、比較的「この統計」と「9スタの統計」と類似してきそうな気もしますね
赤太字にしたところに注目していただくと分かるんですけど
この統計においては「2-1真狂-真」よりも「2-2真狂-真狼」のほうが人狼陣営の勝率が高いということがわかるんですよね
となると「統計的に2-2霊狼のほうが強い」ということが言えるのではないでしょうか?
☆どうして「霊能真狼」の人狼陣営の勝率が高くなるのかって
村に「進行役」を作らせないことで・村の意見をバラバラにすることができるからだと思うんですよね
特に占い決め打ち日(縄余裕0の日)なんて村を1人でもミスリード投票させてしまえば狼勝ちになってしまいます。そう言ってしまえば人狼陣営が「霊能真狼」で勝てるのなんて当然のように思えてきませんか?
逆に真狂-真なんて
・村の統率が取れてる
・初日に人狼が吊られてしまう可能性もある(翌日に村が吊るせる確証がない状況)
という点を踏まえると全く安定しませんよね。こういうことを考えると、霊狼よりも2-1真狂のほうが「人狼陣営不利の盤面」と言えますよね
☆3-1真狼狂-真の村勝率が54.4%なのに対して、
一見して3-1より弱そうな「2-2霊狼」の村勝率が53.1%
この統計は「進行役」がいることが村にとってどれだけ勝率を上げることなのか…ということを示しているようにも思います。まあ誤差かもしれないけど
理由2:論理の誤謬を起こせる
霊能騙り狼が初日に吊られなかった場合、霊能結果を「対抗白」だと言い、霊能内訳を真狂だと主張することで村人たちの推理をミスさせやすくなります
「正しい論理」を積み重ねていけば村人たちは「正しい結論」にたどり着きます。つ、まり人狼は最終的に吊り殺してされてしまいます
☆この論理の証明→人狼ゲームは初心者と上級者の違いがある→個々人の推理能力が洗練されていくほど人狼を吊るすスキルが上がっていく→①正しい論理を積み重ねれば、人狼は必ず倒すことができるはず。この前提がなければ人狼ゲームは何回繰り返ししても、上達しないゲームということになってしまう可能性がある
そこで狼が吊られないようにするために、村人に推理をミスさせる必要がある
その推理をミスさせるために「前提条件」の改ざんが必要となってくるんです。「論理の誤謬」(推理の間違いのこと)って8割方、推理の元となる「前提条件」を間違えたときにおこるものなんですよね
→つまり、村人に「霊能内訳が真狂である」という、間違った前提で占い真贋やグレーについての考察を行わせると非常にミスが起こさせやすくできるんです
☆ここまでをまとめると
・村の総意をまとめる進行役がいない
・論理の誤謬が起こりやすい環境を作れる可能性が高い(→後出し霊能COをした場合「人外が後から出てロラされにいくわけがない」という9スタ民特有の理屈が存在するかも)
という2点です。これらのことを考えるとやっぱ霊狼って強くね?
その他・雑感:霊能真狼の有効性について
もちろん2-2の真狼-真狂(占いに人狼騙り)がいちばん狼陣営の勝率が高いです
でも現行の9スタって「狂人の占いCO」「人狼の両潜伏」が流行っているじゃないですか。るる鯖と違いJ鯖は人狼は狂人に対して「狂人潜伏しろ」「狂人霊能に出ろ」といったことを夜の時間に伝える手段がないんですよね。(るる鯖には吠えメタがあります)
占RCOも狂人に潜伏or霊能COを促す手段ではありますが、リスクが高いですよね。例えば平和になってしまう、真を切られてしまう、とか。まあとにかく人狼が占を騙り、2-2占狼-霊狂にすることは難易度高いと思います
→それゆえに、人狼が霊能に出たほうが現環境では安定して勝てると思います
経験則、最近9スタで人狼引いたとき、実験的に霊能を騙るようにしているんですが、やはり勝ててる気がします、
2日目夜の噛みは占いベグ・非CO者噛みの2択どちらもいける。
どっちにもメリットありそこそこ強いです。それに加え3日目に霊能決め打ちしてくれるアホも多いんでそこを加味しても勝ててます。まあ9スタ界隈にそもそも2-2耐性があまりないのもあるんでしょうね
まとめ
真狂2-1と2-2霊狼のメリットデメリットを比較してまとめてみました
→2-2「狩人の護衛択が最小となってしまう」という点については「占い護衛2択」しかないために占いベグがしにくいということです。2-1なら占2+霊1で3択ですよね。
図で注目してほしいのは「本当にこれはデメリットと言えるのか?」のところ。
「霊能ロラで人狼1人消費してしまう」という点。この点に関して言い換えれば「霊能ロラをすることで・進行役を消すことができる」と先ほど説明しましたよね。
まとめ:霊能を騙ろう
ここまで読んで僕に納得した諸君は狼を引いたら霊能を騙ろう!
LW役が苦手なひとには特におすすめしたい戦法です
たった1日頑張ればいい。そして勝率も高い。そして遅めのカミングアウトをすれば自然とアホな村人たちが「遅めのCOに人狼はない」と擁護してくれるかもしれない
2-1真狂とかいうアホくさい狼負け陣形はいい加減やめましょう
もっと多様性あふれる9スタを作っていきたいね