周りを見る力「調整力」のはなし
↑意味はないけどきれいなので貼りました。
「勝つために調整力ってだいじだね」といった話です。
はじめに:勝つために必要な調整力
人狼ゲームで勝つためには何が必要だと思いますか?
論理性の高さや発言力があること、あるいは心理学を熟知していることでしょうか。それらは間違いです。勝つために必要なのは「調整力」です。
間違いとまで言うのは流石に語弊がありました。
確かに、論理性などは、勝つために必要な要素ではあります。ですが最も効率的に勝つためには調整力が必要です。
例えば、論理性よりも調整力が大事な理由には、弱者の存在という視点があげられます。どんだけ論理的で素晴らしい文章を書いても、論理がわからないひとにはそれが刺さりません。あるいは論理ではなく心理を重視するひとに対して、論理というものは刺さりません。
しかし、調整力というのは概ねどのような人にも刺さります。だから強いです。
以下調整力について、もっと具体的に書いていきます。
基礎編:調整力の具体例
まず基礎的な説明からいきます。
調整力の具体例としては、噛みや吊り、あるいは発言などが挙げられます。
・噛み
AがBを疑っているからAを残す。Aが自分を疑っているから噛む
・吊り
AとBが怪しい。Aから先に吊ると自分の立場が危ういからBから吊るそう
・発言
中庸であること。強弁も適切なヘイト管理ができなければ弱い
もはや、ある程度人狼をしている人にとっては当たり前のことかもしれないですね。
補足:村人でも嘘をつく「調整力」
効率論をフル活用して「調整力」を発揮できると強いです。
例えるなら「村を不当に殺してでも狼を吊るす」という例が分かりやすいですかね。
自分にとって微塵も怪しくないひとを疑うのも調整力のひとつ。自分の目的達成のために何でもできるプレイヤーは強い。
応用編:どのぐらい「周りを見れる」のか
ここから応用っぽくなります。
調整力とは、言い換えれば「周りのことをどれだけ見て考えられるか」ということです。
「発言力が強いアイツを殺したい。」
そんなときはどうすればいいと思いますか。
答えは「周りを見る」です。「発言力が強いアイツ」ばかりに目がいきがちですが、いったん目を離してみましょう。そうすれば色んなことが見えてきます。
具体的に例を挙げていきましょう。
①周りをちゃんと見ることができなければ、発言力が強いひとに「皆が賛成」しているようにみえます。
②でも実際「発言力が強いひと」に心から味方しているのは少数だったりします。
(絵だとピンクだけ)
③つまり、周りを見てみると「青と緑を誘導できればいい」ということがわかります。
ここの2人を動かせれば、まだまだ赤を吊るせる見込みはあるということです。
④紫を誘導して、赤に味方しているピンクを殺すのも強力です。
これで赤の味方は消え、敵サイドの人物は(噛みを含めても)1人以上残るので、赤を殺せる可能性は一気に跳ね上がります。
こういうのが「調整力」です。
周りを観察してどう動けば吊るせるかを組み立てられる力が大事です。
人外陣営の場合は、どう動けば生き残れるかという「戦略の組み立て力」ですね。
調整力の前提
しかし、調整力というのは土台の部分がしっかりしていて初めて機能するものです。
例えば、①正しい吊り手順を踏める、②勝ち筋を理解している。③そこそこ人狼を見つけることができる、などこういう前提が必要です。こういう前提の上に「調整力」は成り立ちます。
調整力があっても進行論わからなければ負けますよねってことです。
まとめ:調整力を発揮しよう
総括すると、周りをみて自分のするべき行動を考えられるのが大事ということです。
逆説的にはなりますが、調整力を発揮するためには細かい力が必要です。例えば「感情に訴える力」「論理に訴える力」。相手によって様々です。その時のためにそういったスキルも磨けているといいですね。